知多半島観光情報誌ブランドブック制作裏話〜その1〜

先日、知多半島のおいしいものをコンセプトにした観光情報誌のvol.2が完成したので、その裏話を紹介したいと思います。

情報誌のタイトルは『#おいしゅうございま知多』といいます。通称ブランドブックと呼び、毎号おいしいもののテーマを絞って紹介するもので、パンフレットは知多半島道路の大府PAと阿久比PAに設置されています。今回はフルーツ狩り特集。創刊号は知多半島が誇るブランド牛“知多牛”がテーマで、今では情報コーナーのパンフレットでも一番人気のパンフレットになっているとか。その第2号の発行を目指し、企画がスタートしたのが昨年の10月でした。

企画の中でも、毎号農家さん等の生産者の声を紹介するページには時間をかけます。今号は半田市のウェルハート農園さんと美浜町の萬秀フルーツさん。今年の1月下旬という寒い時期ではありましたが、地元に住みながら知多半島の果樹園に伺うのは初の事であったので、どんなお話が聞けるのか楽しみでした。

まず始めにお邪魔したのはウェルハート農園さん。昨年の5月にオープンしたばかりの新しい果樹園です。ここは田園が広がる半田市の西部に位置し、13,000㎡の敷地内にメインのブルーベリーの他、フェイジョアといった珍しい果物の木が至るところに植えられ、まだ整備中の敷地にはこれからイチジク・柑橘等の苗も植えるとのことで今年の夏にはさまざまなフルーツが楽しめるそうです。

ブルーベリーの栽培ハウスは壮観でした。車椅子やベビーカーでも利用できるエリア内にたくさんのポットが並んでいます。これは『養液栽培』といって、ブルーベリーはたくさんの水を与えないといけない樹木のため、それぞれのポットにチューブで水と養液を常に供給しているそうです。ブルーベリーは結実の時期が違う50品種以上を育てていて、5月〜8月にかけて、さまざまな品種が楽しめるそうです。こちらの農園は摘み取り体験型で、摘み取った果物は量り売りしてくれるので、結果お値打ちに食べられるとか。

たくさんのポットが並ぶブルーベリー農園
右下に見えるのが給水用のチューブ

5月には農園イチオシの高級ブランド“知多のアメジスト”が収穫できるそうで、大きさはなんと500円玉位になるそうです。ぜひ食べてみたいですね。
ウェルハート農園さんの敷地内には、四季の花が楽しめるガーデンや子どもたちに大人気の木製遊具やカブト虫の家、野菜畑等、農園を満喫できる施設が用意されており、休日はふらっと立ち寄ってみると楽しいと思います。視覚障害者を含む農園のメンバーで結成されたアマチュアバンド“グリーンエンジェルズ”が毎週日曜日に公開練習もしていて、5月2日(日)には第2回 音楽祭が開催されるのでぜひ遊びに来てくださいとのこと。

ウェルハート農園さんの情報は公式ホームページをご覧ください。
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次に訪れたのが、株式会社萬秀フルーツさんが運営する観光農園『ちたフルーツビレッジ』です。
ここは美浜町の中央に位置し、美浜ICから西に2分のアクセス。そこには約4,400坪の温室を使って、数多くのフルーツが栽培されています。中でも知多半島で唯一である国産グレープフルーツ国産バナナは必見です。グレープフルーツは国産ならではの無農薬、多品種を栽培しています。日本では殆どグレープフルーツは栽培されておらず、99.9%輸入。そして輸入されるグレープフルーツについてはポストハーベスト(防かび剤)、ワックス処理をはじめとして安全性について様々な問題が言われています。安心できる国産フルーツは注目だと思います。グレープフルーツはオーナー制度により、木をまるごと契約していただき、実が熟すまでの経過を楽しみながら刈り取りを自らするシステム。

ウッドハウスが直売所
温室のためカメラレンズがあっという間に曇ってしまいました
これは“はるか”。日向夏のような甘くて、グレープフルーツの酸味を除いたような味で上品です
完熟直前のブラッドオレンジ

次に入ったのがバナナハウス。ドアを空けた瞬間、亜熱帯のあの熱風が一気に南国に連れてってくれました。ここでもカメラレンズが真っ白に。撮影ができないので、一旦換気をしていただき潜入開始です。
まず感動したのが、バナナの木のジャングル!自分の背丈の何倍もの高さと大きな葉で気分は南国そのもの。メガネも曇りました(笑)。そして、バナナがたわわに実っている姿も人生初!当然熟していないのでバナナは緑色です。
バナナは一年中楽しめるそうです。子どもさんはとっても喜ぶと思います。事前に予約してぜひ訪れてみてください。

このような房が至るところに実っています

萬秀フルーツさんもブルーベリーが楽しめます。約30種類を栽培していて、5月下旬から7月頃まで楽しめます。社長の大崎さんに耳寄りな話を聞きました。ブルーベリーは実は梅雨時の品種が一番美味しいとか。こちらでも500円玉にもなる品種が採れるので、ぜひブルーベリー狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。

こんなブルーベリーがそれぞれの農園で楽しめます

農業で地域のために新しい事に挑戦している大崎社長。父のやっていたみかん農園が木に病気が入り全滅、当時珍しい国産グレープフルーツに挑戦し、一からの販路開拓も大変な苦労があったそう。市場に出さずあえて個人(飲食店やケーキ店)向けに販売ルートを探し、ようやく軌道に乗り始めるとバナナに挑戦。安価な輸入フルーツに真っ向から勝負を挑み、遠方に多くの顧客を持つ。輸入グレープフルーツが100円だった時期に400円の国産を販売するのは至難の業。ブランディングから全て挑戦だったとのこと。
昨年からの新型コロナウイルスにより観光客も激減、学校給食で採用も決まっていたのにコロナで全てキャンセル、それでも巣ごもり需要でバナナの苗が男性客に売れるとか、オーナー制度も貢献する等でなんとかコロナ禍を乗り切っている状態。
企業の福利厚生として利用されることも多いので、当社もコロナが収束したら企画してみたいと思います。

ちたフルーツビレッジの詳細はホームページをご覧ください。
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農園の紹介はここまで。あとはPAでパンフレットを手にとってご覧いただけると嬉しいです。次回は、パンフレット制作の中でも毎号こだわりをもって作成している表紙について書きたいと思います。

Vol.2の表紙。大府PA・阿久比PAに設置中です。