DM(ダイレクトメール)の企画+制作+印刷+発送まで丸投げしたい

減少傾向の強い紙メディアのなかで費用対効果が見直されているDM(ダイレクトメール)。
販促効果が高く、効果をデータで測定しやすいところも貢献していると思われます。
広告メディアとしてのDMは、到達率や開封率でもともとメリットの大きなメディア。
一般的に電子メールの開封率2割程度に比べ、DMの開封率は7割を超え確実に情報を届けられることが、日本ダイレクトメール協会の調査で報告されています。

シニア世代向けだけでなく、デジタルネイティブである若い世代にとっても効果は高いといわれています。「自分宛に紙が届く」ことが新鮮ということもあるようです。

■DMに印刷したQRコードからWEBに誘導する手法が一般的
DMを接点としてWEBサイトに誘導し、さらに詳細の情報にアクセスしてもらうという手法が一般的になっています。
宛先に応じて最適化されたコンテンツをデジタル印刷するなどの工夫や、興味・共感につながる企画になっていることも成果につなげる重要な要素といえそうです。

■データを活用して発送後のフォローアップ(追客)
宛先ごとに個別のQRコードを印刷しておくと、誰がWEBサイトにアクセスしてきたか分析が可能です。発送後のフォローアップや顧客リストの精度向上に活用できるのではないでしょうか。

いざDMを販促に活用しようと思っても、準備することが多く大変ではありませんか?
・どんな内容にするのか企画して編集するのが大変
・いつ送ると良いのか考えるのも大変
・宛名をプリントしたりラベルにして貼るのも結構大変
・封入などがあれば準備作業をしないといけない
・送付後のフォローをどうやったらいいのかわからない  など

当社では
DM企画、原稿制作、デザイン制作、印刷・加工、宛名の印刷、封入や仕分けして発送・フォローまで、大変なDM発送業務のすべてをお手伝い致します。
発送料金も各種割引料金や大口料金などを活用し低く抑えられるご提案をいたします。
手作業の必要な複雑な封入作業や日常的な預かり発送委託もお気軽にご相談ください。

BS(貸借対照表)とPL(損益計算書)のわかりやすい把握の仕方

当社は印刷会社ですが、今回はちょっと会計の話。
数字が苦手な人でも把握しやすい財務諸表の見方を書いてみました。

会社の経営状況を表す決算書。
貸借対照表と損益計算書は月次で作成している会社も多いと思います。
当社は毎月部門別に月次決算を作成しており、月別部門別に経営状況がわかるようになっています。

ちなみに貸借対照表(BS:バランスシート)とは、集めたお金の運用状況を表した書類で、会社の財政状態を表しています。
損益計算書(PL:プロフィット アンド ロス・ステイトメント)は、収益から費用を差し引いてどれだけ利益が残ったかを表します。

コロナの影響を受けている中では、目を覆いたくなるような月もままあるのが現状ですが…


眺めているだけでは一見難しそうな決算書類、一つだけコツを覚えておくと理解しやすくなります。

ポイントは枠の中にカタカナのトが書かれたこちらの図。

貸借対照表(BS)も損益計算書(PL)もこの図を頭に入れておくと、大まかですが把握がしやすいです。

貸借対照表(BS:バランスシート)の場合は、こんな図になります。

どこから調達して、何で運用されているかという図になります。ざっくり調達が上部分の「負債」であれば他人から借りているもの。下部分の「資本」は自分で出したものです。利益が出れば「資本」に蓄積されて厚くなっていきます。

ちなみに黒字企業の平均、優良企業の平均はこのような割合になるそうです。
右側の図のように、運用側の「資産」よりも借りている「負債」が多くなってしまうと債務超過ということになります。「資産」をすべて処分しても「負債」が残ってしまう状態です。

損益計算書(PL)の場合はこのような図になります

大まかに、売り上げから変動費(仕入れ)を引いたものが粗利益です。いわゆる付加価値で、これを最大化することが重要になります。

粗利は、さらにこのように分けられます。
粗利を生み出すのにどのような経費を使うのかは、会社や業態によって異なります。
残ったものが利益となります。

利益計画を立てるときに注意したい点は、利益から逆算して考えることです。

もちろん、なかなか計画通りにはいきませんが、計画とどれだけ乖離しているか理解することも重要ですね。

知多半島観光情報誌ブランドブック制作裏話〜その1〜

先日、知多半島のおいしいものをコンセプトにした観光情報誌のvol.2が完成したので、その裏話を紹介したいと思います。

情報誌のタイトルは『#おいしゅうございま知多』といいます。通称ブランドブックと呼び、毎号おいしいもののテーマを絞って紹介するもので、パンフレットは知多半島道路の大府PAと阿久比PAに設置されています。今回はフルーツ狩り特集。創刊号は知多半島が誇るブランド牛“知多牛”がテーマで、今では情報コーナーのパンフレットでも一番人気のパンフレットになっているとか。その第2号の発行を目指し、企画がスタートしたのが昨年の10月でした。

企画の中でも、毎号農家さん等の生産者の声を紹介するページには時間をかけます。今号は半田市のウェルハート農園さんと美浜町の萬秀フルーツさん。今年の1月下旬という寒い時期ではありましたが、地元に住みながら知多半島の果樹園に伺うのは初の事であったので、どんなお話が聞けるのか楽しみでした。

まず始めにお邪魔したのはウェルハート農園さん。昨年の5月にオープンしたばかりの新しい果樹園です。ここは田園が広がる半田市の西部に位置し、13,000㎡の敷地内にメインのブルーベリーの他、フェイジョアといった珍しい果物の木が至るところに植えられ、まだ整備中の敷地にはこれからイチジク・柑橘等の苗も植えるとのことで今年の夏にはさまざまなフルーツが楽しめるそうです。

ブルーベリーの栽培ハウスは壮観でした。車椅子やベビーカーでも利用できるエリア内にたくさんのポットが並んでいます。これは『養液栽培』といって、ブルーベリーはたくさんの水を与えないといけない樹木のため、それぞれのポットにチューブで水と養液を常に供給しているそうです。ブルーベリーは結実の時期が違う50品種以上を育てていて、5月〜8月にかけて、さまざまな品種が楽しめるそうです。こちらの農園は摘み取り体験型で、摘み取った果物は量り売りしてくれるので、結果お値打ちに食べられるとか。

たくさんのポットが並ぶブルーベリー農園
右下に見えるのが給水用のチューブ

5月には農園イチオシの高級ブランド“知多のアメジスト”が収穫できるそうで、大きさはなんと500円玉位になるそうです。ぜひ食べてみたいですね。
ウェルハート農園さんの敷地内には、四季の花が楽しめるガーデンや子どもたちに大人気の木製遊具やカブト虫の家、野菜畑等、農園を満喫できる施設が用意されており、休日はふらっと立ち寄ってみると楽しいと思います。視覚障害者を含む農園のメンバーで結成されたアマチュアバンド“グリーンエンジェルズ”が毎週日曜日に公開練習もしていて、5月2日(日)には第2回 音楽祭が開催されるのでぜひ遊びに来てくださいとのこと。

ウェルハート農園さんの情報は公式ホームページをご覧ください。
Facebookページはこちら
インスタグラムはこちら
Google Mapはこちら

次に訪れたのが、株式会社萬秀フルーツさんが運営する観光農園『ちたフルーツビレッジ』です。
ここは美浜町の中央に位置し、美浜ICから西に2分のアクセス。そこには約4,400坪の温室を使って、数多くのフルーツが栽培されています。中でも知多半島で唯一である国産グレープフルーツ国産バナナは必見です。グレープフルーツは国産ならではの無農薬、多品種を栽培しています。日本では殆どグレープフルーツは栽培されておらず、99.9%輸入。そして輸入されるグレープフルーツについてはポストハーベスト(防かび剤)、ワックス処理をはじめとして安全性について様々な問題が言われています。安心できる国産フルーツは注目だと思います。グレープフルーツはオーナー制度により、木をまるごと契約していただき、実が熟すまでの経過を楽しみながら刈り取りを自らするシステム。

ウッドハウスが直売所
温室のためカメラレンズがあっという間に曇ってしまいました
これは“はるか”。日向夏のような甘くて、グレープフルーツの酸味を除いたような味で上品です
完熟直前のブラッドオレンジ

次に入ったのがバナナハウス。ドアを空けた瞬間、亜熱帯のあの熱風が一気に南国に連れてってくれました。ここでもカメラレンズが真っ白に。撮影ができないので、一旦換気をしていただき潜入開始です。
まず感動したのが、バナナの木のジャングル!自分の背丈の何倍もの高さと大きな葉で気分は南国そのもの。メガネも曇りました(笑)。そして、バナナがたわわに実っている姿も人生初!当然熟していないのでバナナは緑色です。
バナナは一年中楽しめるそうです。子どもさんはとっても喜ぶと思います。事前に予約してぜひ訪れてみてください。

このような房が至るところに実っています

萬秀フルーツさんもブルーベリーが楽しめます。約30種類を栽培していて、5月下旬から7月頃まで楽しめます。社長の大崎さんに耳寄りな話を聞きました。ブルーベリーは実は梅雨時の品種が一番美味しいとか。こちらでも500円玉にもなる品種が採れるので、ぜひブルーベリー狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。

こんなブルーベリーがそれぞれの農園で楽しめます

農業で地域のために新しい事に挑戦している大崎社長。父のやっていたみかん農園が木に病気が入り全滅、当時珍しい国産グレープフルーツに挑戦し、一からの販路開拓も大変な苦労があったそう。市場に出さずあえて個人(飲食店やケーキ店)向けに販売ルートを探し、ようやく軌道に乗り始めるとバナナに挑戦。安価な輸入フルーツに真っ向から勝負を挑み、遠方に多くの顧客を持つ。輸入グレープフルーツが100円だった時期に400円の国産を販売するのは至難の業。ブランディングから全て挑戦だったとのこと。
昨年からの新型コロナウイルスにより観光客も激減、学校給食で採用も決まっていたのにコロナで全てキャンセル、それでも巣ごもり需要でバナナの苗が男性客に売れるとか、オーナー制度も貢献する等でなんとかコロナ禍を乗り切っている状態。
企業の福利厚生として利用されることも多いので、当社もコロナが収束したら企画してみたいと思います。

ちたフルーツビレッジの詳細はホームページをご覧ください。
Facebookはこちら
インスタグラムはこちら
Google Mapはこちら

農園の紹介はここまで。あとはPAでパンフレットを手にとってご覧いただけると嬉しいです。次回は、パンフレット制作の中でも毎号こだわりをもって作成している表紙について書きたいと思います。

Vol.2の表紙。大府PA・阿久比PAに設置中です。

屋外掲示の印刷物の耐光性

先日「印刷物の褪色について」というテーマでブログを書きました。
その中で紹介した「耐光性顔料を使用したインキ(耐光インキ)」を使用する印刷物の代表選手はポスターです。
特に屋外に掲示するものは必ず耐光インキを使用します。
しかし耐光インキで印刷したからといって、褪色しないわけではありません。
普通のインキで印刷するよりも、褪色を遅らせることはできる程度と考えた方が無難です。

さらに、印刷オペレーターの技量によっても左右されます。

オフセット印刷は水と油の反発する原理を利用して印刷をします。
版に水を提供すると、親油性の画線部には水がのらず、代わりに油性のインキがのってそれが転写されます。
水の量が多いとインキの着肉性が悪くなり、十分な耐光性を発揮できない場合もあります。
インキの盛り量も影響します。印刷面を汚さずにしっかり”インキを盛れる”(濃度を出せる)技量も求められます。

耐光インキを使用する場合は、印刷機のメンテナンス状態とオペレーターの技量のある会社を選択することをお薦めします。

屋外で使用されるといえば選挙ポスター。
屋外で日光を浴びる選挙ポスターには当然耐光インキが使用されますが、インキだけでなく用紙の選択にも注意が必要です。
年間の降雨日数が約3割という日本において、普通の紙ではすぐにだめになってしまいます。なので屋外で使用する場合、通常下記いずれかの方法を取ります。

ユポ(合成紙)の使用
選挙ポスターでもっともよく使用されるのはユポという品名の合成紙。
ポリプロピレンを主原料にした、いわゆるプラスチックのシートです。
【メリット】
水を含まないため雨が当たる場所での掲示に向いています。
破れにくく耐久性に優れます。ハザードマップなどにも適しています。
【デメリット】
プラスチックのシートであるため、紙のように再生原料として回収されず廃棄物になります。プラスチックごみの使用量を削減したい方向性とは逆の製品、今後使用しにくくなると思われます。
また印刷難易度が高く、オペレーターの技量やノウハウを必要とする材料です。非常に高価でもあります。

PP加工
耐水性を高めるために、印刷表面にポリプロピレンの膜を圧着させる方法です。
表面に光沢が出て艶のある仕上がりになります。マット調のものや、エンボス加工されたものもあります。
【メリット】
印刷物の耐久性・耐水性を高めると同時に見た目に変化を持たせることができます。
また合成紙ユポを使用するよりコストを抑えることができます。
【デメリット】
雨が当たる場所では、裏面印刷物側の紙が水分を吸収し、PPフィルムと印刷物が剥がれることがあります。層間剥離といいます。
また、PPフィルムに阻まれて水分が蒸発せずに濡れたままの印刷物に日差しが当たると、紅の顔料だけ分解して色が落ち、せっかくの写真がひどい状態になってしまいます。これを加水分解といいます。
さらに、使用しなくなった印刷物は、紙だけなら資源として回収されて再生原料になるのですが、PPフィルムが貼ってあると廃棄せざるを得ません。廃棄物減量の観点からはマイナスになります。

LIMEX(石灰石からできた新素材)
石灰石の成分、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上使用した新しい素材。
少しマット感があり、ユポと同じような風合いのシートです。
【メリット】
ユポ同様耐水性が非常に高く、屋外での使用に向いています。水中での筆記も可能です。主原料が石灰石のため、プラスチックの使用量を抑えることができます。
製造に水や木材パルプを使用せず、森林資源や水資源の問題に貢献できます。
再生資源としても適していて高効率なリサイクルが可能です。
【デメリット】
ユポに比べると紫外線劣化が早い傾向があります。
紫外線耐性を高めた製品で屋外6ヶ月、通常品だと3ヶ月程で劣化がはじまります。
ぼろぼろと石灰に戻っていく感じです。

それぞれのメリットデメリットをよく考えての使用をお薦めしたいですね。

選挙といえば半田市では、6月初めに市長選があります。
コロナ禍の影響もあり、時代の変化がより大きく速くなっている状況下、
それぞれの候補者の考えや姿勢をよくみて、
この荒波を乗り越えて次の社会をつくっていくのに適切な人を選びたいものです。
一般的に若い世代の投票率が低いと言われますが、将来を自分事としてとらえ、誘い合って投票にいきましょう。

印刷物の褪色(色あせ)について

昨日昭和初期の古い印刷物を紹介しました。
醸造ラベルの方は色鮮やかな印刷物で、これが戦前のものとは思えないくらい。
正確な経過年数はわかりませんが、印刷されてから100年以上のラベルもあります。
当初から比べるとかなり色が変化しているはずで、
実際の色は誰にもわからないというのが本当のところです。

現在でもある印刷物の褪色問題

実はこの印刷インキの褪色問題、現在でもよく発生します。
紫外線で褪色したり、保管している間に色がくすんでしまうという問題です。
使い切るのに数年かかったりすると、納品直後のものと数年経過したものでは色が変わってしまい、全体的に色褪せた感じになって古さを感じさせ、品質問題になります。
特に一度にまとめて作る傾向があり、何度も同じ柄のものを再印刷して使用する包装紙など資材品で問題になりやすいです。
しかし、数年経って問題になるというのは明らかに作りすぎですね。

数年かけなくても印刷直後のものと数日経過したものでは色調は変化していきます。
業界用語では「色が沈む」なんていう表現をします。
印刷オペレーターは、この色の経時変化を予測して色の調整をしています。

インキの色調によっても、変化の度合いは異なります。
耐光性といいますが、原料として使用する有機顔料の色調によって耐光性に差があるのです。
一般的に、紫、牡丹、黄、金赤(朱色っぽい赤)、蛍光色などが特に耐光性が弱く、
インキの濃度が薄い(皮膜が薄い)とさらに弱くなる傾向があります。
ポスターなどで黄色が飛んでしまって、青っぽいボケたような写真になっているのを見たことはありませんか?
色によって褪色しやすいものとそうでないものがあるのですね。

合同インキ株式会社様技術資料より引用

褪色を少しでも防止したい場合は、選択肢として耐光性顔料を使用したインキの使用が有効です。 通常のインキを使用して印刷した場合と比べて褪色を抑えられます。

しかし注意したいことも

耐光性顔料のインキを使用しても、褪色を遅らせることはできますが、全く褪色させないようにはできません。
オフセット印刷のインキ皮膜は、通常1ミクロン程度と言われます。1000分の1ミリメートルですね。
この極薄の皮膜により繊細な色調再現がされているので、そもそも限界があるのです。

印刷物は食品ではないので、消費期限はありませんが
一度に印刷する量を抑え目にして、常に新しい物を使用するようにしたほうが良いという結論になります。